12月24日。Daniel Boulud。
豪勢なフレンチを前に、マイクが目を輝かせている。
「今までのディナーも最高だったけど、ここって別格じゃない?」
「今日はクリスマスだ。それに俺を誰だと思ってるんだ」
「街一番のクローザーでしょ?」
「違う。君の夫だ」
「・・・えっと・・・それは・・・その・・・」
「聡明な妻と、クリスマス・ディナーを共にできるとは、俺は幸せだ」
「・・・ハーヴィー・・・僕は今、すっごく恥ずかしいよ・・・」
「この後、もっと恥ずかしいことをさせてやるから、しっかり食べておけ」
「ハーヴィー、やめて。本当、マジ恥ずかしい」
「今日はクリスマスだからな」
「貴方がそんなにクリスマスにこだわるなんで、意外」
「クリスマスは口実だ。俺はいつだって、君を抱き潰す準備がある」
「げっ・・・」
「そのうち、家族計画についても話し合おう。男の子なら、野球をさせる。女の子なら・・・」
「ハーヴィー?」
「バレエとテニスは却下だな。ルイス化したら困る」
「ハーヴィー、お願い。こっちの世界に戻ってきて・・・」
楽しげに将来について語り出すハーヴィーに、マイクは心の中で「Oh My God.」と叫ぶのだった。
END